雨の随に（あめのまにまに）

このお芝居について

函館から、TGR札幌劇場祭に初参戦。
演劇ユニット41X46

11月8日(日)の13:30～の前売券が
予定販売枚数に達したため
売り止めとなりました。
当日券はキャンセル状況を見ながら整理番号順に発売させていただく予定です。
ご了承下さい。

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一輪の笑顔が
　雨音に沈む。

ジェネレーションギャップ、ゆとり、ハラスメント、ソーシャルディスタンス。
時代とともにキーワードだけが増えていく現代。
いつの頃からか、一緒に働いていながらプライベートには
なるべく立ち入らず、お互いよく知らない同僚が増えた。
そんな職場でも仕事が成り立つのは、社交的で快活で、
いつもみんなの中心にいて物事を進めてくれる、
笑顔の素敵なあの人がいるからだ。
朝から雨が降り続く、夏の終わりのある日。
理由もわからぬまま集められた私たちに上司が告げたのは、
あの人が退職するという話だった。
しかも、ほんの数日前まで元気で笑顔だったあの人が、精神を病み、
「これ以上会社にいられない」と言って辞めたと・・・。
原因は何なのか、責任は誰にあるのか。
何らかの結論を出さねばならぬはずなのに、
まるで無かったことにしてしまいたいかのように
私たちの話し合いは堂々巡り・・・。
降り止まぬ雨が、私の心を重く、暗く濡らしていく。