三島由紀夫と日本近代演劇を考えるWS
このお芝居について
演出家 川口典成による、三島由紀夫と日本近代演劇を考える3日間のワークショップです。
1日目(3月24日(月)) 「ザックリ(切れ味鋭く!)・日本近代演劇史」
いま私たちが「演劇」だと思っているものは、どこから来たのでしょうか。
日本の近代戯曲を具体的に取り上げて、日本の明治から昭和までの演劇史をザックリ!(切れ味鋭く!)説明します。
2日目(3月25日(火)) 「三島由紀夫と演劇」
三島由紀夫はとても面白い演劇・俳優についての考えを持っていました。
そうした三島の考え方に触れながら、三島の戯曲をいくつか紹介します。
長セリフの読み解き方についてのテクニックも紹介します。
3日目(3月26日(水)) 「三島由紀夫入門、そして独り芝居「招魂の賦」」
三島由紀夫は「スタア」だったのです。
三島由紀夫の多彩な活動を眺めながら、エッセイに書かれた三島「思想」の一端に触れてみます。
また、独り芝居「三島由紀夫 招魂の賦」の創作プロセスを紹介します。
特別企画(3月25日(火)・26日(水)16時~18時) 「川口さんと茶話会」
4月にオープン予定の「ZOOの小屋裏」(戯曲を読むことができる空間)に川口さんをお迎えしておしゃべりします。自由参加です。
演出家からのメッセージ
川口典成(かわぐちのりしげ)
舞台演出家。1984年9月8日、広島県広島市生まれ。東京大学文学部宗教学・宗教史学卒業、同大学院修士修了。現在は演劇実験場であるドナルカ・
パッカーン名義で活動。日本近代戯曲を背景となる歴史とともに読み解き、現在の演劇として再創造する上演を特徴とする。代表作に『女の一生―戦時
下の初稿版完全上演―』(作、森本薫)、『オッペケペ』(作、福田善之)、一糸座『おんにょろ盛衰記』(作、木下順二)、『対話篇美しい星』(原作、三島由紀夫)
など。独り芝居「三島由紀夫 招魂の賦」を演出し、全国各地を巡演している。日本大学芸術学部演劇学科非常勤講師。日本演出者協会理事。
ドナルカ・パッカーン:
来るべき民主主義社会において求められる、構成員相互における健全な敵対性を涵養していくために、演劇的力能を最大限に行使し、同質性とは別の
「異質の演劇」を志向する、ピーチャム・カンパニーの川口典成が立ち上げた演劇実験場のこと。現在は、日本における演劇と戦争の蜜月にあった「歓び」
を探求し、資本主義/新自由主義リアリズム演劇によってこの世界を再現しようと試みている。

公演日程表 | 3月24日(月) 19:00~22:00
3月25日(火) 19:00~22:00 3月26日(水) 19:00~22:00 ※茶話会 3月25日(火)・26日(水) 16:00~18:00(参加自由) |
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チケット料金 | 一般 3,000円
U-25 1,000円 ※3日間通し参加料金 |
チケットの取り扱い | 参加ご希望の方は、件名に「川口典成WS申込」と明記し、
〇お名前 〇演劇経験の有無(所属団体) 〇連絡先メールアドレス 〇電話番号 〇参加希望日 をご記入の上、下記までお申し込みください。 shimizu@h-paf.ne.jp(北海道演劇財団 担当:清水) |
お問い合わせ | 北海道演劇財団 担当:清水
shimizu@h-paf.ne.jp |
主催 | 川口典成、北海道演劇財団 |